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説明の練習

【中学1年生 Jさん】

 

Jさんは“言いたいことはあるけれど言葉にできない”

と感じている生徒さんで、

思うように伝えられないと

途中で話すのを諦めてしまうこともあります。

 

言葉での表現は苦手ですが

絵を描くことが得意なJさんとは

Jさんが描いた絵を使って説明の練習をしています。

 

説明には

①事柄の説明

②考えや気持ちの説明

の2種類があります。

 

練習では、例えば

①は工夫した部分について、

②はどんなことを考えて描いたかや

描いてみてどう思ったか等を話してもらいます。

 

Jさんの場合

何を話していいのかわからず困ることも多いので、

そんな時はこちらからいくつか例を挙げたりヒントを出します。

 

また、Jさんがうまく言葉にできない時は

適切な表現を伝えます。

 

こうやって少しずつ表現の仕方を学んでいるJさんですが、

最近は自分からたくさん話すようになりました。

 

先日は好きなアニメの良さについて

熱く語ってくれました。

 

途中、言葉に詰まっても諦めずに

思いつく単語や表現で何度も言い直しをして

何とか伝えようと頑張っていました。

 

コミュニケーションでは

“一生懸命伝えようとする姿勢”が大事だと

いつも生徒さん達に話しているので、

Jさんがその姿勢を身につけてくれたことを

とても嬉しく思っています。